歌手の竹内唯人(21)が“遠距離プリンス”として海の向こうから熱視線を浴びている。全世界でシリーズ累計3500万人以上が利用する恋愛ゲームの最新作「イケメン王子 美女と野獣の最後の恋」への楽曲提供をきっかけに、YouTubeのコメント欄が多国籍化。少なくとも26カ国、10言語以上で熱烈なコメントが寄せられているという。
コロナ禍で会えず、遠距離恋愛をしているかのような海外ファンからのメッセージを受け、竹内は「翻訳すると、かなり熱いコメントが多くて、絵文字で返してます。それまでは英語すら見たことがなかったのに」と驚きを隠せない。デビューは19年10月。わずか2年半で人気は国内外に及んでいる。
高校時代はサッカーに打ち込み、東京3位の原動力に。卒業後の19年に出演した恋愛リアリティー番組「オオカミちゃんには騙されない」で注目を集め、同年にアーティストデビューを果たした。
高校の文化祭でバンドを組んだのがきっかけで「『何をやりたい?』と聞かれて、すぐに『歌いたい』と返しました。家族が集まるとみんなで歌を歌うような家で、音楽好きの父はなぜか『お前は音楽の才能がある』と言っていたんです」と目尻を下げる。
歌手としての転機となったのが21年4月リリースの「MIRAI」。ダンス動画がTikTokでバズり、人気楽曲ランキング2位にチャートイン。「もともとバズらせようと作った曲」と振り返る、Z世代らしい戦略が自身を押し上げた。
昨年12月に初のミニアルバム「XX」をリリース。楽曲の幅を広げ「音楽のことは知らない部分が多いので、どんどん成長していきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
◇竹内唯人(たけうち・ゆいと)2001年1月9日生まれ。東京都出身。俳優活動を経て、2019年の「オオカミちゃんには騙されない」で注目を集める。2019年10月にアーティストデビュー。マイナビによる10代女子の「好きな男性インフルエンサー」ランキングで3位となるなど、ティーンから熱く支持される。