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篠山輝信 母・南沙織さんの故郷題材にした作品で新人シナリオコンクール入選「望外の喜び」

 「第31回新人シナリオコンクール」で入選を果たした篠山輝信

 「第31回新人シナリオコンクール」で入選を果たした篠山輝信

 俳優の篠山輝信(38)が、このほど、日本シナリオ作家協会「第31回新人シナリオコンクール」で最高位にあたる入選を果たした。入選となったのは、元歌手で母・南沙織さんの故郷である沖縄県を題材にした「島」。自殺した母親が遺骨を沖縄の墓に入れて欲しいと遺言をのこしていたことで、初めて沖縄に親族がいると知った中年男が自身の出生の秘密について迫っていく物語だ。

 篠山は「何について書くか、ということだけは自分でも不思議なくらい明確でした。僕の母は沖縄出身です。そして僕は血のつながった祖父を知りません。自分のルーツに何があったのか、知りたい気もするし知りたくない気もします。そういう僕の個人的葛藤からこの物語は生まれました」と、自身を重ねた上で執筆したことを明かした。

 入選に「望外の喜びと同時に、沖縄の物語を書いた、ということの責任を感じています」と話し、「これからも自分の故郷として、日本人の一人として沖縄と向き合っていきたいと思います」と誓った。

 

参照元:https://www.daily.co.jp/